I Have Returned

Arizona Memorialレポート

 I Have Returnedご存じマッカーサー司令長官がフィリピン・レイテ島奪還、再上陸の際の第1声。なぜだかこの言葉を思いだした。偶然にも小生、サングラスを掛けコーンパイプではないがくわえタバコをしていたからであろうか。2日前に途中撤退を余儀なくされ、日程的にも、もう来ることができないかもしれないと思っていたが、女房と家族の計らいで再び来ることが出来た。小生もPearl Harborに帰ってきたぞぉ!
 二度目の来訪なので手順は解っている。
Information Deskに進み前回の如く並ぶ。並ぶっといっても、前は白人女性の2名のみだったので待ち時間無し。すぐに小生の順番が廻ってくる。前の白人女性のチケットナンバーがチラッと見えた。18番。運が悪けりゃ19番。「何人ですか?」お決まりの言葉。Only!と答えると1枚のチケットを手渡されたのが16番??先ほどのお姉ちゃんは18番16番に1人分の空きが有るので早めてくれたのかな?真意わ解らないがLuckyルンルンで中に入ったがやはり人は多い。お昼からだとお客は少ないんじゃ無いのと思っていたが当てが外れた。何度も説明しているが、東洋系の顔立ちの方はちらほら、話す言葉が英語か韓国語みたいで日本人は皆無と言った方が良い。
 劇場の前は順番待ちの行列。並んでいる人達は何番かな?と思い見渡す。
日本人らしき2人のオバちゃん発見!丁度いいや聞いちゃえ。でも日本人で無かったら・・・と思い英語で話しかける。「Excuse me?」彼女達は思わず「えっ?」と言った、外国人(ココでは小生が外国人ですね)なら「えっ?」とは言わない、やはり日本人である。小生もよせばいいのに間髪を入れず「日本の方ですか?」と普通日本人に対してはこんな聞きかたをしないから余計に彼女達は貴方は日本人じゃぁ無いの?一体何人?という困惑の表情。益々調子に乗ってたどたどしい日本語で何番ですか?と聞き、チケットを見せながら14番と答えてくれた。去り際に丁寧にThank You So Much Good Bye. とにこやかに挨拶。彼女達は顔を引きずらせながら不思議そうな顔をしていた。その表情をちょこっと確認するようにその場から離れ、池に渡してある木製の橋を渡りMuseumに入る。今頃彼女達は今の奇妙な会話のおさらいをし、旅の思いでの一つにでもなって土産話のネタになったであろう。
 サングラスから眼鏡に取り替える。さて、
Museumの中は壁は木製ボードを使用していているので更に色のトーンが低い、全体に薄暗く感じ、白熱球が照らす展示物は余計に過去の出来事と悲劇を浮かび上がらせ、外の明るさとのギャップを感じる。やはり人が多いなと思うが、時間帯であろうか以前訪れた午前中より少なく感じ落ち着いてゆっくり見ることができた。まず最初にArizonaの艦長の遺影と遺品が一緒に飾ってあった。Arizonaの写真も大きく引き延ばされて、初期アメリカの戦艦の特徴である駕籠状の艦橋ではなく1931年に近代化改装された姿だ。しかし写真は1941年にHawaiiに進軍する時の写真なのに示数盤が見られる。示数盤日本の戦艦の後部艦橋にも付いていた代物で艦隊の先頭の艦が砲撃をする場合に航続の艦に的はココだよと教えるモノで、戦争が始まる頃には必要性が無くなり戦艦長門1936年に撤去されているのに・・・しかも他の写真もよく見ると後部艦橋だけではなく前部艦橋にも示数盤が付いている。示数盤は後部艦橋にある物だと小生は思っていたので不思議に思った。何故前部艦橋にも付いているのか解らず、しかも説明してくれる方もいないのであきらめる。
 中に進むと、水兵等の使用物品、艦上生活の写真等は飾られており、どれもにこやかな表情だ。部屋の中心にはガラスケースの中に最終時の
Arizonaのスケールモデルがあり1/100と思われるが定かではない。旧日本海軍の軍艦大体記憶に止めているが、アメリカ軍艦は名前を知っている程度、詳細までは知らなかったので初めて、スケールモデルを見てビックリ
 ラム(衝角)がある?ラムとは戦艦という物ができたときの戦艦は
火力に問題があり砲撃戦では威力がないので致命弾にはなかなかならない。船を衝突させ喫水下(船を浮かべたら沈む所)に穴を開け沈ませる戦法が当時は取れられていたので艦首が今の船と違い喫水下が大きく突き出しているのである。艦船モデルのほとんどが、喫水以下は省略されている洋上モデルというのがほとんどでスケールモデル(船全体の模型)と言うのは洋上モデルより希少品なので艤装その他は何となく知っているが全然知らなかった。しかしラムとしては小さい。ド級戦艦以前の船体を改良しただけだろう。たしか旧日本海軍の伊勢型戦艦に対抗するため建造されたのがPennsylvania 級戦艦と記憶している。伊勢型戦艦の艦首は新設計のクリッパータイプになっているのにこれが当時のアメリカの最新の主力戦艦?以外と古いタイプだな?しかも近代改装後も示数盤も着いていたので艦に対する考え方、技術は日本より遅れていたんだなぁ。と思う。
(尚、Arizonaの詳しい説明は「おまけ・・・」またはココClickして下さい。)


 次の部屋は真珠湾攻撃に至るまでの軌跡と戦況、遺品等の展示旧日本海軍の紹介で書籍でよく見る写真が多数有り、目新しい写真は無いが連合艦隊司令長官、山本五十六の肖像画、写真に無い戦火を体験した兵士が物語って書いたのであろうか、戦闘シーンの絵画も写真を補足するようにある。小生が一番ココで関心を持ったのが
Arizona同様ガラスケースの中に入った1/100の空母赤城のスケールモデルだ。それも写真・記録フィルムでもよく見かける、真珠湾に向けての空母赤城からの発艦シーン。クルーも手を振っており、零式艦上戦闘機21型の風防を空けて第1次攻撃隊、戦闘機隊長、板谷茂少佐と思われる一番機が今にも甲板から発進しようとしている。勿論プロペラも廻っている様に表現され制作者の芸の細かさを伺える。小生ヘボモデラーであるからこれに魅了されるが、この時には既に装着済みと思われる舷外電路と呼ばれる磁気感知で爆発する機雷の被害防止のため装置が見あたらず、少々考察に気になる点もあるが日本でもなかなかお目にかからないスケールモデルなのでおまけしておこう。
 空母
赤城の模型の周りには真珠湾奇襲攻撃に参戦した空母6艦の船体を影絵にしたもと紹介、機動部隊の各艦の尾翼識別図がありその隣には、撃墜された零式艦上戦闘機21型のと思われる日本機の残骸が展示その前にはガラスケース九一式改二型航空魚雷の残骸その前には2m×2mぐらいの航空写真でFord Islandの全景とアメリカ戦艦に魚雷命中で水柱が上がった瞬間を捉えてものが壁一面にあった。
 そろそろ出口にさしかかって、ガラスケースには今なお海中に眠る
Arizonaの現在の状態のスケールモデルがあり、墓標とも呼べるArizonaMemorialもちゃんと載っていた。コレはかなりリアルな物で、以前タミヤが1/350戦艦大和の現在の状態を製作したモデルも写真で見たことがあるがそれ以上に迫る物であった。
 中庭に出、サングラスに掛け替え、池を挿み対面の劇場の行列を確認。
Museumに入る前と違った人たちが並んでいる。先ほどのおばちゃん達はいない何番目の行列か解らないがまだ時間がありそうなので、売店に行きお土産を物色する。模型が気になって見たがレベル製ばかりで日本でも買えることができるなと思いパス。ココにでしか買えない物を探す。書籍、ポスターも良かったが荷物になる物は避けたいのでコレもパス。レジスターの近くに真珠湾攻撃を報じる当時の新聞のレプリカが目に留まったのと、刺繍ワッペンがあったので、1部づつ購入する事にする。全部合わせても4$ぐらい。ケチ臭いと思われるが小生はとても良い買い物ができたと満足。
 さてトイレで用を足し、小生の順番の映画が始まる時間なので頃合いかなと劇場前の行列に目をやると結構並んでいる。最前列、劇場前で確認するとやはり小生の頂いたチケット番号
16番の行列であった。そして映画、シャトルボートの日本語イヤホーン貸出サービスのブースがあり3$を払い拝借する。最後尾に並んだが心配は無い、チケットは持っているので席はある。
 行列の空気が一瞬変わった。前の
15番の上映が終了し劇場のドアが開いた。それと同時に人が雪崩れ込む。軍人でここでの戦いを経験した退役軍人ボランティアスタッフであろうか?体つきの良いお年を召した男性がNext16と書かれたA4サイズ位のカードを持ち、次は16番だよ。とにこやかに案内している。南国らしい軽装であったが頭上には年期の入ったバッチを沢山付けた略帽が誇らしげに載っていた。
 劇場に入り再度サングラスから眼鏡に換え見渡す。結構な広い。200人は入るであろう思われる。小生は最後列の席に陣取った、しばし待つこと劇場のドアが閉まり、職員がこれからのプログラムを英語で説明。この日本語サービスは無いので、3分位の話であったが何を言ってるか細かいところは解らないが入口と出口が違いと、シャトルボートとも禁煙でお願いと言うことだけは解った。
 さぁ映画の始まり始まりぃ〜!イヤホーンを付け映画に食い入る。内容の大筋はこうである。何故
アメリカ日本と戦争になったのか、攻撃前のHawaiiの和やかな風景と人々の映像、進軍する日本海軍、攻撃の有様、兵士の証言、被害状況、とF・ルーズベルト大統領の演説、それによるアメリカ国民の戦気高揚、最期に再度Arizonaの悲劇をクローズアップさせ艦と命を共にした兵士の哀悼を綴り終了する。
 映画の内容が
アメリカから見たPeal Harborの出来事であったのでしょうがないが戦争に対するアメリカの戦争に対する正当性を主張、誤りではないが細かい表現で気になる点があったがここで書くのは止めよう。

  USS Arizona Memorial Centerで必要なもの。
   前項
Frost AttackPearl Harborで記述していますので参考にして下さい
   筆濃いようですが
Information Deskで渡されるチケット(整理券)をくれぐれ
   も無くさないようにして下さい。


注意 今は冗談とも受け取れる話ですがココは日本人にとっては危険な地域と言わ
   れるときがありましたが心配御無用、しかしココは
日本ではありません。
   
外国ということを忘れないよう行動して下さい。

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